人返りエンド
人返りを果たすには、竜胤の従者が命を断つ必要があった。もしかしたら御子ちゃんも狼さんも生き残れるのかな、と思ったけれどそんなことはなかったね……。
だけれど、御子ちゃんが生き残るエンドはこれだけだ。ぼくらはずっと、御子ちゃんを助けたいと思っていた。4周の末、それが叶った。「生きてくだされ」の言葉には深く共感。よい終わりだったぜ。
このルートでは強化版パパと戦うことになったね。パパとの戦闘は全体的に好きだ。使う技が狼さんと似ているから、やっぱり師弟なのだなあ、ってなる。いつもは自分がやっている見切りをパパにやられたときには「し、師匠ォー! さすがー!」と興奮しちゃったぜ。
トロコン
SEKIRO のトロフィーラインナップは高く評価したい。 SEKIRO のトロコンはぼくに作業ゲーを要求しないからだ。
ぼくがやったのは、 SEKIRO を楽しむことだけだ。1周目クリア時、ぼくは狼さんや御子ちゃんを自然に好きになり、彼らのたどる他のエンドを自然と観たくなった。ほんで遊んでいるうちに、最終エンド取得と同時にトロコンだ。理想的なトロコン経験だった。
初期の所感について
最初の頃にぼくが並べた不平やら何やらについて、今振り返ってみる。
ボス戦の難易度
難しいというか、敵行動パターンの学習に時間がかかりすぎるんだよな。
ロード画面をみてる時間が長すぎてうんざりするんだよな。
「コンティニュー」とかで戦闘敗北後0秒で戦闘をやり直せるシステムを提案したいところだぜ。
この考えは変わらないな。「そのストレスが今回こそ倒すぞ! というやる気に繋がる」なんて考えるのは意識が高すぎだろう。ボスの強さ自体に文句はない。
アイテム、形代の仕様
バフ系のアイテムは数量制限がありつつ効き目が極めて高いか、あるいは効き目は弱いが大量に手に入るか、どちらにするべきじゃないのか?
この考えも変わらない。購入制限と所持制限が同時に定められているのは本当に無意味。2、3周目にもなればアイテムもお金も潤沢に手に入るようになるが、その頃にはアイテムなんていらねーんだよ。アイテムが一番必要な1周目で一番入手しづらいのは無意味。アイテムを作った人がかわいそう。もっと色んなアイテムをばんばん使って楽しみたかったよ。
ストーリーの進行に応じて形代が値上がりしているのは何なんだよ。
これもサムズダウンだ。所持制限が定められているものの入手難度を高くする必要はどこにもない。
スキル
流派スキルが弱すぎではないかな。
これも考えは変わらない、流派技を使う狼さんはとても格好いいのに使い所がないのがもったない。使い所がないというのは、気軽に使えないということだ。
忍具も使えるのかよくわからん。今の所爆竹くらいしかボス戦で使えていない。
これはぼくの見当違いだった。いまのぼくは、馬に爆竹を撒き、お蝶さんに手裏剣を投げ、狐影衆を燃やし、首無しの刀に傘を広げ、鬼に笛を吹き、一心様に霧がらすを使っているぜ。
ぼくの反射神経だと、敵の攻撃を観てから弾くことができない。
これは「常時ガード」戦法で解決した。
現時点での文句
まとめるとこうなるかな。
- ボス戦がめっちゃ面白いから、もっとさくさく挑戦させろ。
- アイテムを無限に入手させろ。組み合わせとかいろいろ試したいから。所持制限はそのままでいいから。
- スキルについては代案が思いつかないが、もっと使わせてくれ。スキルのモーション考えた人がかわいそうだろ。
総括
低く見積もっても、近年では最高のゲーム体験だった。「たのしー!! たのしー!! あびゃびゃびゃー!!」って遊んでいるだけでトロコンしたゲームなんて他にないよ。
具体的に何がぼくに合ってたのかというとだな……
- 狼さんがどストライク。ビジュアル、声、キャラすべてが。
- 仏師さんがどストライク。「また庇くらいは貸してやろう」って格好よすぎない?
- てか全キャラ良い。なんならあらゆるキャラにコメントをつけることだって出来るぜ。
- 親愛なるルームメイトたちもキャラを気に入ってたぜ。
- 周回のストレスがゼロ。SEKIRO の1周目は敵の強さをまざまざと見せつけられる時間だ。けれども2周目以降は自分の成長をありありと実感する時間である。2周目以降は敵のステータスが強化されているらしいが、大して問題にならない。てか一撃くらったら絶体絶命なのは1周目から同じなんだよ。ある意味で、 SEKIRO が一番楽しいのは2周目なのかもしれない。
- ボス戦にストレスがないかといえば、あるんだろう。だけどなんだろ、自分の判断ミスへのストレスであって、理不尽さがないというか……。強いて言うなら壁際に押し付けられたときのカメラが見づらいかな。
- そういや親愛なるルームメイトが言ってたんだけど……
- 「みどりってゲームやってるとき『くっ、バカな!!』とか『なっ?! 消えただと?!』とか素で言うから面白い。」
- 確かに言ってる気もする。そんくらい熱中できるのだよ。
