十三機兵防衛圏

ヴァニラウェア + アトラス の新作ゲームだ。ヴァニラウェアは知らないのだけれど、アトラスのゲームにはこれまでさんざん楽しませてもらった。

だけど最近は大正義フロム・ソフトウェアに出会ってしまったからな……。この1〜2年フロム・ソフトウェアのゲームで目が肥えたぼくがアトラスに戻れるのかは疑問だったのだ。そこで体験版だ。十三機兵防衛圏はわりとたっぷり遊べる体験版を出しているので、ダウンロードして遊んでみた。

感想としては、イベントシーンが長くて、ちょっと好みと合わない。……が!! それを補って余りあるものすごい操作性の良さがこのゲームにはある。そしてハイクオリティな映像と、テンポのいい会話。これまで体験したことのない戦闘編。タイムトリップ系の SF ストーリー。あとあと……まてまて、整理しよう。

追想編

  • ゲームプレイ時間の大半はアドベンチャーゲームで、確かにそこは好みに合わない。
  • しかし純粋にワクワクする SF ストーリーで、楽しめる。
  • さらにこのシナリオは、13人全員の協力チームで繰り広げられる戦闘編がどのように始まったかという前日譚ストーリーなのだ。この連中がどうして協力するようになったのか、いったい何と戦っているのかが、段々とわかってくるって構成。こんなゲームはこれまで未体験だ。まるごと一個の SF 作品になっている。
  • 全編通して操作感が異様に良い。ボタン送りの必要ないリアルタイムな会話、リアルタイムな戦闘、スピーディな動作。ロード時間も全然無い。とにかく操作感が良い。遊んでいてこんなに気分のいいゲームもないかも。

崩壊編

  • 戦闘編は、リアルタイム SRPG って感じかな。他にもあるのかもしれないけれど、ぼくは初めてで楽しめた。難度は低い。オメーほんとにアトラスのゲームか? ヴァニラウェアなんだっけ? よくわからん。
  • 第四世代機兵のインターセプターが壊れ性能だ。序盤〜中盤はこれで全部解決。ターミナルから一歩も動く必要ない。調整ミスじゃねーのか? と思ったんだけど後半はインターセプターが通用しなくなってきた。
  • 後半では、第三世代+第四世代オンリーの固定パーティになった。基本的には第三世代が EMP で敵のバリアを剥ぎ取りミサイルでまとめて吹き飛ばすだけで敵勢が消えていく。残った少数の装甲持ちを第四世代のインターセプターが片付ける。第四世代はバリアも張れるから守りも問題なしだ。

体験版でいっぺん遊んだら、やりたくなっちまうぜこれは。

 

トロコン

とくにむつかしいゲームではないから、トロコンは簡単だった。

 

総括

楽しめたのだけど、フェイバリットになるものではなかったな。ミステリー SF 小説を一本読んだようなスッキリ感はあるんだが。ホーガン『星を継ぐもの』を読んだときと同じような感覚だ。