概要
今回の野宿旅は、数日間おこなった。以前の野宿旅 (夏) はこちら↓
野宿旅・冬
数ヶ月単位で野宿旅をやったことがある。だけど、冬は未経験だった。正確には、子供のころ、挑戦したことはあるんだよな。当時は知識もなくて、野宿の装備としては寝袋くらいしか手持ちがなかった。テントというものをよく知らなかったし、キャンプというレジャーについて、言葉を知っていたかどうかも怪しい。子供のぼくはすごく厚着して、薄い寝袋に包まって、寒空の下に寝転んだんだけれど、眠ることには失敗した。結局、昼のまだ暖かいうちに眠って、夜に走る、という旅をしていた。あれは辛かった (気がする)。だからぼくは、 “自分は野宿ができる” と胸を張って言い切れないところがあったんだ。
だけれど、いまは知識とお財布のレベルが違うぜ。装備を揃えて、どうしても無理だったときは装備を道中で買い足すことを前提に出発した。
まあ緑さんの場合、相棒のカブに積める程度の装備、という制限があるけども。
水辺と街のスナップショット
スノーブーツには普段、街歩きの仕事だけをやってもらってるんだけど、今回は水辺を歩いたり……
雪を踏ませてやれたぜ。
ただ、主要道路の消雪パイプには難儀したな。雪を溶かしてくれて助かるんだけれど、ぼくをバシャバシャ濡らしてくるからブーツが浸水しちゃった。スノーブーツは雨靴ではないってことね。
濡れへの備えが甘かった
今回は、寒さへの備えは及第点だったと思う。一方で濡れることへの備えが甘かった。
これは吹雪の始まりと出くわしてしまったときの一枚。手袋が濡れたのはマズかった。夏であれば、濡れることはちょっと気持ち悪いだけ、だけれど、冬の濡れは身体をがんがん冷やしていく。
旅の最中は、ちょくちょく日記をつけているんだけれど、自分の気持ちが天候と連動しているのが面白い。天気が悪いと、未来の計画も具体性を欠いて、気弱だ。天気が良いと、文章の感じすら明るくなって、旅の計画どころか、帰ったあとの計画まで言及しはじめている。
こういうのは個人的な教訓になるよね。未来のことを考えるときは、天気が良くて、暖かくて、乾いているときにしよう。