概要

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サマリ
- 警視庁公安部の乃木卓が任務でバルカ共和国へ渡る。その後内乱に巻き込まれ、かつ直属の上司に見捨てられ、妻を亡くし、息子と離れ離れになる。この経験から「テント」を立ち上げ、テロ活動と孤児院運営を行うようになる。
- そんな折、テントは蛍石の鉱脈を見つける。鉱脈のある土地を独占すれば孤児院運営に注力できるので、資金調達をがんばるフェーズがやってくる。
- そんな裏事情は知らない、自衛隊の諜報組織「別班」、警視庁公安部、バルカ警察のみんなはテロ組織テントを追う。
- 別班の乃木憂助は調査を続ける中、テントが単純なテロ組織であるという認識は誤りではないかと訝しむ。その本当の姿をつかむため、自身がテント指導者の息子である点を利用して、テントへ潜入する。
- 乃木憂助としては、テントにはテロ活動をやめて慈善活動に注力してほしいので、資金調達に協力する。
- 鉱脈の運用と、テントの本懐である慈善活動を跡取りの養子ノコルへ任せ、乃木卓は警視庁公安部へ投降する。
- ……振りをして、かつて家族を見捨てた上司を襲撃するが、乃木憂助に力ずくで止められる。
感想
- 久しぶりにテレビドラマを観たけれど、やっぱ合計10時間以上はキツい。映画『国宝』の3時間が短く感じられるレベル。
- 日本、モンゴルの草原、砂漠。風景がいっぱい出てくるのは良かった。
- 物語の要素として、プログラミング、簿記、投資が出てきて面白かった。どれもぼくが嗜んでいるものだから、毎回反応できてよかった。「あっ、ハッキングのためのツールに apk ファイル作るんだ?! sh ファイルとかじゃないんだ?!」「憂助くんが損益計算書を求めてる! P/L を見ただけじゃ、お金の行き先が分からないっていうのはそりゃそうだよね!」「ノコルが『信用取引なんてものがあるのか』って言ってる! うわあ! 信用取引を知らないままテロ組織の幹部になった人だ!」
- でも分かるよ。あのシチュエーションで、ドラマ視聴者に信用取引の説明をしようと思ったら、ノコルに「なんだそれは」って言ってもらうしかないよな。他の奴が知らなかったらおかしすぎる。
- 阿部寛と堺雅人は知っていたのだけど、他の俳優さんは知らなかったので、どのキャラクターが重要人物なのか分からないまま視聴できて良かった。
- 孤児院運営のために暴力を使っていることに安直な批判が出そうなシナリオではあったけれど、憂助くんの立場が「遵法精神よりも理想の実現」なのが相性良かったと思う。「被害者をなるべく少なくすることを優先するなら、テロ活動ではなく信用取引で資金を調達しよう!」という方針にスッと向かうのはわかりやすかった。
- でもさあ、だからこそ、テントが誤送金問題について犯行声明を出さないことが気になったよな。憂助くん以外の被害者は、テロ組織による工作だということも判明させられず、キャリアを台無しにされているはずだ。「この誤送金事件はテントの犯行でしたー」って一報入れるべきでしょ。「被害を最小限にする」っていう方針を徹底しなさいよ、と思った。