親愛なるルームメイトは生粋の猫派だ。俺は犬派だけど、親愛なる奴が好きなものを憎かろうはずもない。タイトルに猫って入ってたからなんとなく読んだ。サマリと感想を書く。



医者の鳥羽くんはクルマに轢かれて前後の記憶が吹っ飛んだ。だがそのかわりに何となく性格が柔らかくなり、カワイイ彼女も手に入った。ただ疑問なのが、鳥羽くんが轢かれる寸前に「ちょっと待って」と誰かに呼びかけていたこと。一体誰だったんだ?
そんなささいなモヤモヤはあるものの、穏やかになった鳥羽くんは街で起こる平和なミステリーを解決していく。



ルームメイトブチギレ案件だぞこれは。あいつはタイトルやアオリに猫がついてるクセに、猫が全然関係ない本には厳しいんだよ。「なぜ猫は旅をするのか」というタイトルも本編にまったく関係ないし。あいつじゃなくても言うぞ、「猫好きを釣りたいだけじゃねえか!」

内容としては日常系ミステリ。米澤穂信の本を思い出すな。ルームメイトは米澤穂信のお話が好きなのだけれど……猫の件でヘイトを買う確率が高いので紹介はナシだ。