概要

最近 “優待クロス” を聞きかじったのでやってみようかな、と思っていたのだ。が、やれなかった……。信用売りの残数を確認するのが遅くて、実践する機会を見事に逃しちゃったのだ。

次に機会があったらやってみたいけれど、聞きかじったものを忘れちゃいそうなのでまとめておくぜ。

 

信用売りって何だ

優待クロスの話をするには、信用売りって何なのか押さえていないといけない。信用売りを知ろう。

信用売りのノート

  1. A さんは株が欲しい。 B さんは証券会社から株を借りる。そして A さんへ売る。 B さんにとっては “信用売り” で、 A さんにとっては普通の “現物買い” である。
  2. B さんは A さんからお金を受け取っているが、証券会社から株を借りている状態である。近いうちに市場から株を買わないといけない。
  3. その株を証券会社へ返す。金額に差分が生まれていれば、得をするか、損をする。終わり。

借りているので、株を借りている期間に応じて利息等が発生する。

 

優待クロスって何だ

  1. 市場が閉まっているときに信用売り注文をする。取引区分で “一般信用 短期 (14日)” を選ぶ (楽天証券の場合)。金額は指定せず “成行” にする。執行区分は “寄付” にする。これでお金を得て、証券会社から株を借りる。
    • 一般信用: 他には “制度信用” があるが、 “逆日歩 (ぎゃくひぶ)” というコストがかかる可能性がある。
    • 成行: 金額はどうでもいいからとにかく買うということ。
    • 寄付: よりつき。市場が空いた瞬間に買うということ。
  2. 市場が閉まっているときにいつもの現物買い注文をする。信用売りと同じように金額は “成行” で、執行区分は “寄付” にする。これでお金を失い、株を手に入れる。
  3. 現在の状態は、 “株を返さないといけない一方で、株を持っている” 状態。株を所有したまま、優待を取得したい株の “権利付き最終日” を終える。これで優待取得が決定する。
  4. その翌日が “権利落ち日” である。証券会社に株を返す。わざわざ買って返さなくても、株はもう持っている。それをそのまま返す。そのまま返すことを “現渡 (げんわたし)” という。

これにより、相場の上下に関わらず株主優待を取得できる。ただし取引手数料や、株を借りている間の利息がコストとなる。優待の利益からコストを引いたものが、最終的に残る利益となる。