ネットで一番信用がおけるレビュー記事シリーズ
みなさんもモノを買うときは、ネットのレビュー記事を見てまんまとアフィリエイトリンクを踏んで買い物をするであろう、ぼくもだぜ。だが参考にできるレビュー記事には条件がある。以下の条件を満たすものだけだ。
- 提供品ではない
- 一定期間使用済みである
- アフィリエイトリンクがない
とくに2つめが重要である。信用のおけるレビュー記事は、使い続けたモノのレビュー記事だ。
EIZO FlexScan EV2480
というコンセプトでレビュー記事を書いてみるシリーズ。今回はまる1年使い込んだモニターの感想を書くぜ。
なお現在、 EV2480 はモニターアームと一緒に使っているよ。モニターアームはこれ↓
1代前のモニター
前回のモニターはこちら↓。
スペック、所感はこんな感じ↓だ。ついでに、今回の EV2480 との比較も軽く添えておこう。
- 初の曲面ディスプレイ: まあ普通に使いやすい。 (EV2480 は平面)
- モニターアーム使用不可: 緑さんはアーム使っていないので関係ない。 (EV2480 はアーム使用可能)
- オーディオが無い: 緑さんはテレビゲームをよくやるので結構痛手だった。 (EV2480 はオーディオがついている)
- 液晶パネルは VA: よくわからん。 (EV2480 は IPS という方式)
- HDMI で接続: (EV2480 は Type-C, HDMI 同時接続可能)
- 23.6インチ: 仲間連中は27とか30とか使っているけれど、緑さんは24インチくらいのサイズのモニタを買いがち。 (EV2480 は23.8インチ。2480という名前のクセに)
- 16,000円くらい: (EV2480 は40,000円前後)
まとめると、サイズが変わらないまま、機能が大幅にアップし、価格が2.5倍になっているね。
EV2480 へバージョンアップした経緯
- 1日何時間も見ているのだから、なるべく目に優しいモニターを使いたいな
- へー、液晶には VA とか IPS とかって方式があって、 IPS がいま一番良いんだ (諸説ありそうだけれど一般的な話ね)
- IPS 方式のモニタを調べていたら EIZO ってメーカーが目についたぞ
- は? USB Type-C 対応? USB Type-C 1本で映像入力と PC 給電ができる? 最高か?
- 知人たちと喋っているときに EIZO の話をしてみたら好評だった
- "昔から、写真撮る人にとってよい相棒だよね"
- "EIZO は昔からビジネスユースに寄り添うというか、非常に信頼のおけるメーカーイメージがあるね"
- "価格を気にしないのであればまっさきに候補に上がるモニターだ"
- "緑はあんまり興味ないかもだけど、国産だね"
- 知人たちが言うように、 EIZO 製品のラインナップには、写真家向け、映像製作者向け、医療現場向け、と確かな性能をもっていそうな機器が並んでいる
- 価格は40,000円前後と現在の2.5倍くらいだけれど、順当なレベルアップに感じる
- どうせならサイズも27インチとかにしてみたかったが、そうなると価格が一気に上がる。24インチで60,000円くらい、27インチに至っては100,000円に達する。質素な緑さんには不相応な価格だ
まる1年
EV2480 には、使用時間を表示する機能があるので、 "一定期間使用した" 証明は容易だ。いま見てみると3,455時間。単純計算で、ぼくは1日10時間くらいモニターを使っている。ヤバいな。そりゃ良いモニター使ったほうがいいよ。
もうとにかく USB Type-C 対応が好き
さてここからレビューを書くぜ。
これまでノートパソコンから伸びていた2本のケーブル…… HDMI ケーブルと給電ケーブル……を1本にまとめられることが、こんなにも QoDL (Quality of Desk Life) を向上させるとは。 USB Type-C による給電機能は、モニターの2022年必須要件のひとつだ (個人の意見デス)。
また、 PC との接続が USB Type-C 1本にまとまるということは、モニターの HDMI 端子が空くということだ。そこにはつねに Switch か Play Station をつないでおくことができる。モニター上のスイッチで、映像入力元を切り替えることもできる。 PC とテレビゲームの間を行ったり来たりする緑さんの生活にぴったり。
加えて、モニター本体に USB Type-A 入力端子がいくつかついているので、 iPhone のケーブルとかも、 PC 側ではなくモニター側へまとめることができる。デスクの上で、ノート PC とつながっているケーブルが1本きりであるというクリーンな状態を、全人類に味わってほしい。
IPS については……うん、分かるわけない……
いやあ……何がどう良いのか、そんなの緑さんには認識できないよ……。そんな緑さんが EIZO を使うことは、ある意味ブランド買いというか、宝の持ち腐れということになるのだろう……。
ただ、評判の良い国産メーカーを使っている、という安心感を持ちつつ日々を過ごすことができるのは、捨てたものではないぜ。
Paper モードとか自動調光機能とか
Paper モードは EV2480 のウリのひとつで、モニターを紙の見え方に近づける機能だ。1年前に Paper モードをセットして以来、一度も変更していない。自動調光と併せて、緑さんにとってあって当然の環境となっている。
キズに気づかず交換期間をオーバー
モニターについていたキズに気づかないまま、何時間か利用してしまった。上述したように EIZO のモニターは使用時間が記録されており、一定の時間を超すと保証が有償になる。何時間だったかは忘れた。20時間くらいだったか? このときのキズを修理あるいは交換するには2万円以上かかると試算された。というわけで緑さんの EV2480 にはいまもキズがついたままだ。
このときから、商品を購入したときには、しっかり全体を眺めて確認するクセがついたよ。
EIZO モニターの選び方
- とりあえず公式サイトへ行く (https://www.eizo.co.jp/)
- 製品情報から、 "手術室向け" とか "メディカルモニター" とか心惹かれるラインナップに後ろ髪をひかれつつ "ビジネスモニター FlexScan" を選ぶ
- 2022年必須要件である USB Type-C 給電機能は "ニュースタンダード" と "プレミアム" のラインナップなので、それ以外は見なくてよい
- また、愛すべき MacBook のユーザは "プレミアム" も見なくてよい。これは "デイジーチェーン" 機能をもつラインナップだ
- デイジーチェーンは、ノート PC から受け取った映像をさらに別のモニターへ出力して、トリプルモニターを実現する機能だ。 MacBook はデイジーチェーンに対応していないので見なくてよい
- というわけで結局目的地はここ (https://www.eizo.co.jp/support/db/comparison?m1=EV2480&m2=EV2485&m3=EV2785&m4=EV3285) だ。ニュースタンダード・ラインナップの製品は4つのみ。ここから選ぼう。シンプルな話だ。
EV2480 | EV2485 | EV2785 | EV3285 | |
---|---|---|---|---|
サイズ | 23.8 | 24.1 | 27.0 | 31.5 |
価格 | 40,000円くらい | 60,000円くらい | 100,000円くらい | 150,000円くらい |
質量 | 7.4kg | 7.6kg | 8.2kg | 11.0kg |