概要
いやあ、手持ちの株式が TOB の対象になるとはなあ。結構貴重な経験だよな。記念にみろりHPに書いておこう。
TOB って何や
TOB(take-over bid)。今回 NTT が、個人投資家の Docomo 株式を高値で買い取ってくれる。ぼくらに出来ることは次の3通り。
- フツーに売る。 TOB が発表されると TOB の価格近くまで株式が値上がりするので、まあそれでもよかろう。
- TOB に応募する。今回ノートするやつ。
- ほっとく。 TOB 終了後に、(TOB が成立すれば)強制的に買われる? らしい。ただこれを選択すると確定申告が必要になるってウワサをきいたので今回はやらない。
TOB 応募ノート
結局何をしないといけないのか整理
- NTT はモルガン・スタンレー証券へ株式を移せば買い取ってくれるそうだ。
- 移(株式移管)したいが口座がないので用意しないといけない。
公開買付専用口座の開設依頼
↑ページにある「対象銘柄「株式会社NTTドコモ」専用TOBお問合わせダイヤル」にかけて、公開買付専用口座作成の申込みをする。ぼくはモルガン・スタンレー証券口座をもっていないのでこいつを利用する。こいつは今回の TOB が終わると閉鎖されるインスタント口座だ。あんまり口座をいくつも保持したくないので丁度いいね!
電話口で名前、生年月日、電話番号などを伝えると、専用口座開設と TOB 応募を兼ねた用紙を送ってくれる。
申込用紙が届く
ブ厚い書類が送られてくるが「最初にお読みください」「応募申し込み手続き方法」の冊子をみながら用紙に記入。実は記入は一枚だけ。ただしマイナンバーカードの裏表を A4 用紙にコピーして封入しないといけない。↑で電話したあとに用意しとけばいいと思う。
同封の封筒に入れて投函。
普通郵便2通と簡易書留1通が届く
- 普通郵便1つめ: 「加入者口座コード等のお知らせ」。株式移管に必要な情報が載っている。これがあればいい。
- 普通郵便2つめ: 「振込専用口座のお知らせ」「お取引口座開設のお知らせ」「お申込内容ご確認のお願い」など。
- 簡易書留: 「勧誘方針」「執行方針」など。
株式移管をする
ぼくは楽天証券を使っているので、楽天証券から専用口座へモルガン・スタンレーへ株式移管する。
- 楽天証券の場合は公開買付(TOB)に応募するにはどうすればいいですか?のページに案内がある。
株式移管が済むと、「公開買付応募申込受付票」が届く。
さらに2通ほど届く
帰宅した親愛なるルームメイト「またモルガン・スタンレー証券から何か来てるんだけど?! もう封筒の色を見ただけで『またお前か』ってなるわ!」
緑「ワロタ」
これは「公開買付が成功しましたよ。アナタの株式は ※※※ 円になりましたよ。」っていう通知書だ。確かに公開買付は応じる人が少ない場合成功しない可能性があるというしな。次はいよいよ「振り込みましたよ。」封筒が来るのかな? マタオマエカ!
入金される
今回の TOB の入金は 2020-11-24 に行われた。
TOB 完了
今日がその 2020-11-24 だ。おしまい! 10月から一ヶ月以上かけて、 TOB 応募とお金の受け取りが完了した。手間はあったけれど、珍しい経験ができて楽しめたなー!