概要
緑さんのスーパーカブは10年選手で、あらゆるバイク屋のオヤジたちに「タイミングみて両方替えちゃったほうがいいね」と言われ続けていた。素人目にも、ヒビ割れとか酷いし、替えたかったのだ。
友達がタイヤの替え方を知っていたので、手伝ってもらって替えたぜ。結論から言うと、これはこれまでに覚えた「バッテリー交換」や「エンジンオイル交換」とは桁の違う難易度だったぜ。ゼッテー、ひとりじゃムリ。
でもせっかくだから今回の経験をノートしておこう。
必要なものを買う
タイヤのサイズを確認
うちのカブは、「2.25-17」と前輪にも後輪にも刻印があった。これはタイヤ幅が2.25インチで、リム経(ホイールのことをリムというらしい)が17インチだという意味だ。
買う
- IRC 2.25-17 フロントタイヤ(2,091円)
- IRC 2.25-17 リアタイヤ(1,656円)
- IRC タイヤチューブ(643円)両輪用なのでふたつ。
- DUNLOP リムバンド(400円)両輪用なのでふたつ。
Q and A
- 緑さん: IRC って何
- 友達: スーパーカブの純正タイヤだよ。べつに DUNLOP でもええよ。
- 緑さん: そうなんだ! せっかくだから純正でいこう!
- 緑さん: 前輪と後輪って違ったのね
- 友達: 縦線が入ってるのが前なんだよ。
- 緑さん: ほんとだ!(今ついてるやつを見た)
- 緑さん: リムバンドって何?
- 友達: チューブを保護するゴムだよ。リムって結構デコボコしているから、リムにチューブを直接あてると傷がつく可能性があるんだ。
- 緑さん: へー知らなかった。こんなんひとりじゃ絶対できねえわ。
買った
いちおう工具は持参した(左上のやつ)のだが、今回はこれだけでは全然足らなかった。
作業開始
今回はマジで複雑だぜ……。
前輪を外す
- ブレーキワイヤーのネジ位置にしるしをつけておく。(もとの位置に戻すため。)
- ふたつあるブレーキワイヤーを外す。
- 前輪を外す。必要なのは 17mm 12mm のレンチだった。両側に差し込んで両側から一気に回して外す。
- マジで堅い。
- 持参したレンチでは両側から回すみたいなことが出来なかったので友達のを借りた。
前輪のブレーキを見る
- へーこんな感じになってんだ。
- ぼくがブレーキを握ると、この中の円形が広がってタイヤを停めているらしいぜ。
- 画像でしるしをつけているパーツは絶対なくしちゃいけないらしいぜ。もう何が何やら。
前輪のタイヤ、チューブ、バンドを外す
- バルブに謎の虫ピン外し? を突っ込んで空気を抜く。
- バルブのネジを外すのに 12mm レンチを使った。
- タイヤのフチを踏んでリムから剥がす。
- タイヤレバーを使ってタイヤを外す。(よく見るやつだー!)
- チューブも外してバンドも外す。
新品のタイヤ、チューブ、バンドをセット
- リムにリムバンドを巻く。
- ビードクリームとやらをタイヤのフチに塗る。チューブが入りやすくなるようにしているらしい。
- タイヤレバーを使って片側だけセットする。
- チューブを入れる。
- タイヤのもう片側も入れる。
- 空気を入れる。
後輪を外す
見るからにヤバイ後輪の構造。
- 前輪と同じように、ブレーキワイヤーのネジ位置にしるしをつけておく。
- ブレーキワイヤーを外す。
- 前輪と同じように後輪も外す。必要なのは 19mm 14mm のレンチだった。
後輪のタイヤ、チューブ、バンドを外す
- 前輪と同じ。
前輪、後輪をセット
- 外したときの逆。これで完成だ。
作業終了
今回ムズかしかったこと。
- 手持ち工具が足らない。同じレンチでも、手持ちの工具では隙間に入らなかったりするシーンがあった。友達がメインで使っているレンチは「コンビネーションレンチ」というらしい。
- 「ビードクリーム」が地味に全体の効率を上げてそう。個人的には必須だと思った。わからんわこんなん。
- ブレーキまわりをいじるのがとてもコワイ。
- チェーンまわりをいじるのがとてもコワイ。