●
以前よりウワサを聞きかじっていたセブンスドラゴン。ATLUSの古いゲームをお店で探していたら、たまたま目に入ったんでプレイしてみた。正味なところあまりビビッとくるゲームではなかったんだけれど、プレイはとってもしやすくて、ストレートにラストまでこれた。ストーリーのサマリと感想を書く。
●
平和な現代東京。主人公は最近ウワサのドラゴン討伐ゲーム、セブンスエンカウントの体験会にやってくる。うえーい超楽しいぜーとプレイする主人公だが、実はそのゲーム、竜狩りの資質を判別する試験機であった。資質をかわれた主人公はスカウトをくらい、まもなく現れるとされる真竜の脅威から世界を守る竜狩りとして、ゲーム会社改め地球防衛軍ノーデンスに所属する。
具体的にどーすんのっつーと、ぶっちゃけこれから現れる真竜にはとうていかなわんので、タイムマシンで過去と未来へ出張し、そこで現れる真竜からその検体をゲット、そのデータをもとに現代の真竜を調査、撃退するというのがノーデンスの作戦らしい。なにそれうえーい超楽しそーという感じで過去と未来の真竜を叩きのめし、めきめき頭角を現す竜狩りこと主人公。
やがて現代にもドラゴンが現れ東京は大混乱。加えてノーデンスの連中もばったんばったん倒れていき、最後に残ったのはノーデンス社長。なんとやっこさんの正体は真竜であり、主人公たちに竜狩りをさせたのは彼らを最強の7番目の真竜セブンスドラゴンとして宇宙の主にしたてあげ、宇宙の世代交代をさせるのが目的だったそうだ。最後に社長を倒し、すべての検体と主人公が融合すれば真竜になっちゃうそうだ。
マジかよどーすりゃいーのと悩んでいると、突然現れた博士が検体をちょちょいっといじってくれて、真・ドラゴン検体にしてくれる。これを使うと、融合の瞬間主人公の意志がセブンスドラゴンの意志に打ち勝てば元通りの世界を取り戻すことができるらしい。うえーい超助かったぜ突然現れた人! そういうわけでセブンスドラゴンの意志を打倒した主人公は真竜のいない世界を取り戻し、平和な東京に戻ってきたのだった。
●
感想とか
- 一本道シナリオは、自分の意思と主人公の選択の方向が合っているとかなりストレスフリーなんだけど、そこが食い違うと途端にダレちまうな。今作でいうとノーデンス社長の正体が明かされるまではだいたい俺がやりたいことを主人公もやってくれたんで楽しく進めた。ただ「お前が真竜セブンスドラゴンになれ」と言われたとき、俺は「おおそういうことか。任せろ」って思っちゃったものだから、「そんなのごめんだ! 人間を舐めるなよ!」って方向にシナリオがむかうのには参ったぜ。まあ、これはRPGやるからには仕方ないだろう。
- 戦闘が単調だ。固定メンバーの、いくつかの固定スキルで裏ラスボス以外は倒せた。
- 転身とかそういうキャラ強化のシステムは一切使ってない。使ってないというか存在に気付かなくて、クリア後に攻略サイトをぱらぱらとめぐったとき初めて知った。そのうえ奥義も一度も使わなかった。戦闘の難易度に対して主人公サイドの引き出しが多すぎる。
- パーティ分割について。メインパーティ1つをサブパーティ2つが後方支援するのが基本なんだけど、たまにFF6みたいなパーティ分割が発生する。これは演出としては好きな部類なんだけど、普段アシストスキルしか使わないサブパーティでいきなり帝竜を叩けと言われても困るぜ。ただし「これがイヤな人はやらなくてもいいよ」とばかりに全ルートメインパーティで進むことができる仕様にもなってるので、そこは設計した人エライと思う。
- ゲームのテンポはかなり良かった。レベルアップで全回復するシステムなんかはダンジョンウォーキングを快適にしてくれた。
- このゲームとか、ブレイブリーデフォルトみたいな等身のデフォルメキャラは苦手。フィールドを歩いてるときならともかく戦闘中がこれだとなんつーか、指人形で遊んでるような気分になるというか…。そのうえ人間型の敵までデフォルメキャラというのは…。ユウマくん戦はかなりシリアスだったと思うんだが、指人形が…。
- ミオちゃん関連イベントのとき、たまたまパーティリーダーを代えているとミオちゃんが親友をコロコロと変えるアバズレみたいになって苦笑い。
メンバーは全員知り合いをモデルにキャラメイクした。普段は以下を固定メンバにしてた。
- エージェント
- ハッキングからの睡眠、もう一度ハッキングしてからのロストパワーが主な役目。というかな、ロストパワーの攻撃力低下が強すぎる。ゴッドハンドにも攻撃力低下スキルがあるけど、こっちはダウン量が桁違いだ。ハッキングが効かなかったのは裏ラスボスのみで、そこはさすがにメンバーチェンジをした。
- ゴッドハンド
- カウンターとリアクトでの敵タコ殴りが役目。だいたいのボスはこいつが落とした。
- フォーチュナー
- リジェネと防御力アップが役目。リジェネは多大に役立ったが防御力アップスキルはほとんど効果を感じなかった。職ごとのデバフ効果に差がありすぎないか?
以上の固定メンバはエージェントとフォーチュナーの補助でゴッドハンドの耐久を上げ、ゴッドハンドが攻撃を受けきるのが前提となっているので、バ火力の裏ラスボスにだけは対応できなかった。そこで裏ラスボスはルーンナイトの身代わり+騎士の誇り、メイジのデッドマンズリアクト+シールドクラフト+リザレクションのコンビで撃破(上画像メインパーティがそれ)。
●
いっこバグに出会った。
カザン共和国の竜反応がずっと1残り続けてる。