HPはここ
なんかよくわからん閉鎖空間で、意味不明な案内役に導かれ戦闘に明け暮れ、謎の少女たちを仲間に加えながら閉鎖空間の深奥まで突き進んでいくお話。たぶんラスボスまでクリアーしたんで、以下にサマリと所感を書く。クリア時間は8時間くらいだった。



いじめられんぼの子が自分の世界に閉じこもって夢をみている。夢の中にはその子が創ったキャラクターたちが大勢おり、みんなその子が目覚めるのを祈っている。あるときひとりのキャラクターが他のキャラクターたちを総動員し、その子を叩き起こすべく暴れだす。少女の心の中にあるトラウマを叩きのめし、散らばっている希望をかき集め、しょんぼりしている主様にお渡しし、主様は現実世界に戻ってめでたしめでたし。って感じだろうか。

いや、なんで自分が作ったキャラクターが自分の中で暴れまわってんのよ。と思ったが、考えて見るに、OPで最初に選んだキャラには主様自身が入っているんじゃなかろうか? ストーリー内でしきりに「彼女は君みたいになりたかった」と言われているのと、周回のたびに訊かれる「君は誰だ?」という選択肢が根拠。つまりこの話は、自分の世界に閉じこもってしまったものの、一念発起し理想のキャラクターというアバターを使いトラウマと戦うものなのだ。

  • 戦闘がサクサクでよい。
  • フィールド画面の上のレイヤで戦闘画面が展開するのはウディタのデフォルト機能だけど、これはとても好きだ。
  • 周回がサクサクでよい。
  • 10人以上の仲間たちに経験値を振るのがややしんどい。最初は均等に振っていたんだけれど、ついにメゲて戦いやすいメンバを固定パーティとし進めた。まあreadmeにも「少女それぞれに出来ることはあっても、その少女にしかできないことはほとんど無い」と書かれており、つまり、それぞれちょっとずつ触り、好みのキャラクターでパーティを組むのが正解ってことでいいんだろう。
  • 周回していくと話の裏側がわかっていく構成になってる。
  • シンボルエンカウントではあることだし周回はやりやすいようになっているが、どうしても2周目以降ただ走り抜けるだけの道中が長く感じてしまう。
  • 雰囲気はあまり好みじゃない。だが、この世界を創った主がいじめられっ子なんで、地に足の着かないような世界観になってしまうのはまあ仕方ないよな。

固定パーティは以下。名づけて「クララが立ってる限り無敵」。
    イルガ
    最初に選んだキャラを最後まで使用。戦闘前半は不意打ちとクララへの活性針で態勢を整える。あとはひたすら気が狂ったように「手が滑った」を連打。「手が滑った」を覚えるまでは通常攻撃を連打していた。さらにクララが倒れたときには「おはやし」で仮の盾を作り、戦況をリセットできる。
    リオ
    破壊の衝動のセルフバフからの乱れ撃ちで暴れる独立戦闘マシーン。
    コーデリア
    バフとアイテム係。このPTには回復役がいないので、アイテムはヘヴィーに使うことになる。
    クララ
    PTの要。つーか固有スキルの「ひきつける」が壊れ性能だ。つまりはデコイスキルなんだけど、他メンバ単体攻撃を引き受けるばかりか、全体攻撃(4撃)を単体攻撃(1撃)に変えるという驚愕の能力。コイツを敵に回したら、全体攻撃はそのアイデンティティを一切失うと言っていいだろう。これを貫通する攻撃は存在しないようなので、あとはいかにクララを生存させ続けるかという問題になる。まあ問題というか、装備でHPと防御、精神を上げるだけなので、ボスごとの戦術などはほとんど不要だった。

唯撃破時のレベルは50だった。