新世界樹の迷宮 ミレニアムの少女。11。

あらすじ。
謎の樹海を有する辺境の街エトリア。そこへやってきた遥香・光・典子の三人組、そして現地で出会った仲間の和田・ハインリヒ。一行は樹海を探索するうち、樹海の謎を解き明かすことに成功する。この樹海、世界樹とは、数千年前滅びかけた世界を洗浄するために作られた浄化マシーンだったのだ。謎を守ってきたエトリア長ヴィズルは一行を始末せんと目論むが、一行は辛くもそれを突破。エトリアのトップをやっつけてしまったんだが、これからエトリア大丈夫か? そして正当防衛とはいえ、うちら大丈夫か!?







「現在の執政院は比較的アタシ達に同情的ね。
 迷宮を隅々まで踏破することに賛成してくれているわ。
 ヴィズルの行動を過激とみる向きも前からあったみたいよ。」
「エトリアも一枚岩ではなかったということじゃな。
 ワシらには僥倖じゃが。」
「これからどうしよ?」
「執政院の後押しもあることだし、樹海内の、
 これまで避けてきた強敵を片付けていきましょ。」




「第四階層の魔獣、マンティコアね。
 ギルドの資料によると…『状態異常の出血大サービス大安売り』?
 マンティコアが出店で客寄せしてる絵がかいてある…。」
「この落書きはエレン先輩だね…。」
「状態異常つきの物理攻撃は遥がパリングで、
 他はワシが縛りスキルで封じてみるかの?」
「ええ。あとは攻撃手段だけど…。」




「あ、毒はすんなり入ったよ~。」
「勝ったわね。」
「勝ったの。」
「どゆこと!?」
「世界樹の王をも毒殺した典子ちゃんのアナコンダが有効なら、
 怖いものなんてないでしょ。」
「このマンティコアは確率でこちらの攻撃を半減してくるようじゃが、
 毒ダメージには関係ないからのう。」

VSマンティコア戦術
バード
攻撃用10アナコンダ
守備用10癒しの子守唄、10安らぎの子守唄、10防御隊列
その他10禁忌の輪舞曲
ダークハンター10ヘッドボンデージ、10エクスタシー/10重苦の呪言、10パリング
パラディン10パリング

「ワシの仕事は頭封じで<魔の子守唄><ペトロボイス>を防止することじゃ。
 あとは典子くんの補助程度じゃが、<エクスタシー>で攻撃じゃな。」
「うちは三種類の補助をキープしながら
 ブーストアナコンダを撃ちこむよ~。」
「今回は状態異常がランダムに飛んでくるから、
 ちょっと臨機応変な対応が求められるわ。」
「具体的には、毒にかかった者は最前列に回す(確実にパリングで守れる)、
 パリング役の状態異常を治すことを優先する、などじゃな。」
「ちなみにアクセは状態異常対策じゃなくて<世界樹のブローチ>で
 いってみたよ。守るより毒と封じでぶっちぎる構えだね。」
「ま。攻撃役じゃないアタシだけは<石祓いのバングル>だけどね。」




「水溶液オッケーだよ!」ブンブン(高速でカチャーシーしながら)
「およ? 何かしらそのダンス。」ブンブン(阿波踊りしながら)

翌日…。

「今度は第二階層の魔性、アルルーナよ。
 女性形の魔物ってことで、アタシ達も
 かしまし三人娘パーティで来てみたわ。」
「かかか。今回は女の戦いってかい?
 陰口とか苦手なんだけどなーあたし。」
「いやアンタ、陰口でどう戦うつもりよ。」
「分かんないよはるちゃん。
 『うっ傷ついた!』って言ってうちに帰るかもよ?」
「あははは! そんなことになったらアタシも帰るわ!」
「悪口の練習でもしとっか? やいアルルーナ、
 お前の親友のクイーンアントちゃん、お前の悪口言ってたぜ?」
「あっ、うちもそれ聞いたぁ~。
 あとグリンドルイドちゃんとかピクシーちゃん、
 ヘルパピヨンちゃんとか禍乱の姫君ちゃんとかも言ってたよ~。」
「アルルーナ敵作りすぎ!?」



(スキル調査中画像のためメンバが違います。)

「とかなんとか喋っていたが、冗談にならねえくらい強いぜコイツ。
 チッ、こんなに強い強敵だったとはな。」
「いにしえの昔、外出に出かけた女の婦人が家に帰宅して
 書き置きを書いて置いたあと仏前の前で短い短刀で
 腹を切って切腹したみたいなこと言ってないで作戦練ろうよ。」
「そこまで言ってねえよ!? てかよく噛まなかったな!?」
「でも本当に厄介ね。残りHPに対応して行動が変わるようだから、
 こっちもそれに合わせた戦術を組む必要があるわ。」

VSアルルーナ戦術(数字は使う順番。スキルレベルはすべて10。)
アルルーナHP:行動バードパラディンカースメーカー
満タン~:物理、氷
1氷幕の幻想曲 2火幕の幻想曲 3力祓いの呪言 4絶耐ミスト 5重苦の呪言
強化枠を埋めたら補助延長、アナコンダ、毎ターンパリング、アイテムで回復
3/4~:物理、炎補助延長、アナコンダ回復パリング
1/2~:物理、雷補助延長、アナコンダ、回復ショックガードパリング
レッドゾーン:ランダム臨機応変
備考: アクセは巨象の牙飾り(壊耐性)、6の倍数ターンは<大蛇の痘苗>
アイテム:ソーマプライム、アムリタ、火炎術の起動符

「なんだか唐突に作戦が複雑になったね。」
「というよりここまで行動の多彩な敵がこれまでいなかったのよ。」
「この順番で補助をかけっと、こっちは<氷幕><火幕><絶耐>が、
 あちらさんは<火幕><力祓い><重苦>がキープされることになるぜ。
 ショックガードをかけりゃ全属性をカバーできるな。」
「攻撃するにも守るにもいい感じね。
 あと今回のポイントは、マンティコアからとれる
 グリモア<大蛇の痘苗>かしら。」
「6の倍数ターンに使ってくる<太古の呪粉>をこれで防ぐよ。
 これで定期的に回復のターンを作れるね。」
「さあて、ミスらなけきゃこのストラテジーでレッドゾーンまでは
 まあまあ順調にいけるんだけどな。」




「こっからが本当の地獄だ。まず即死攻撃でパターンを崩され、
 ランダムに飛んでくる状態異常と属性攻撃でズタボロだぜ。」
「ここからは戦術も何もないわ。
 ただパリングは確実に毎ターンした方がいいわね。」
「そしてうちがアナコンダを、和田ちゃんが<火炎術の起動符>を
 叩き込みまくるよ~!」




「典子ちゃんの、『あと一撃でトドメってタイミングで
 解剖用水溶液』スキルがもはや芸術の域に達しているわね。」
「もったいないお言葉だよ!」ベター(五体投地土下座しながら)
「実は起動符は、『ひょっとしたら使えるかなー』程度で
 持ってた奴なんだが、これがなけりゃ全滅一直線三名様ご案内だったな。」

シリカ商店にて。
(゚▽゚*)<新しいのがあるから見てってね!

・フェアリーチェイン 77,000エン(バード専用)

「~~!」ゴロゴロゴロ
「あら、ようやく典子ちゃん用の最強装備が出たわね。」
「喜びを全身で表現してんなー。
 床が綺麗になっちまいそうだぜ。」
「さ、これでエトリアの樹海、あらかた回ったかしらね?」


大蛇の痘苗は縛り的にグレーゾーンではあったんだけれど(クラシックパーティが自分で入手したグリモアだけでプレイしてた)、まあ、直前にマンティコアは倒してあるしいっかなといったところ。
ちなみにエレンはハイランダーの名前。
全員のグリモアにブーストアップは積んでいる。


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