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弘法は筆を選ばずっつーかさあ。
いまだにツクール2000製でグッドなフリーゲームが出てくるのには
帽子を何個脱げばわからねーレベルだ。
そもそも緑さんの推しているフリーゲームベスト3のふたつが
なにを隠そう2000製のゲーム。
発売から12年、後続のシリーズが次々出ているというのに
その生涯現役っぷりには脱帽せざるをえない。
そんなわけで今回はウェルが持ってきて
一緒に遊んだホラー系フリーゲームのお話。
桜は散ったがネタバレ満開。
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「Ib」
ホームページはここ。
なんかアレ。
美術館にやってきたんでウロついてたら
不思議の世界に迷い込んじまった!
出口はどこだ!
的なお話。
未プレイならとっととやってBAD ENDくらって
作者サイトのヒントを参照してGOOD ENDして
ニコニコに上がりまくってるMADに涙するべき。
いちおうこれも、緑さんが大好きな主人公が喋らないゲーム。
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以下内容に触れる。
お話のなかの疑問を解消していくコーナー。
考える材料が少ないんで「理屈が合えばいーや」ってコンセプト。
->イブが絵のなかに入っちまった理由。
メアリーが遊びたくて呼んだ。
->ギャリーが絵のなかに入っちまった理由。
メアリーが自分と入れ替わるために呼んだ。
多分ギャリーだけを呼んでいればすんなり入れ替わりは済んだはず。
当初は、ギャリーを潰してほっぽって
イブを最後まで歩かせて(一緒に楽しんで)一緒に出る予定だったんだろ。
それがふたりが組んじまったもんで、
どこかで引き剥がさざるをえなくなり石の蔓で分断した。
結局合流されちまったのは、まあ、メアリーの手抜かりと、
多分あの世界はメアリー以外の存在も蠢いているんだと思う。
そのせい。
メアリーはどう見ても手抜かりが多くて
その証左は奴の出現シーンからも見て取れる。
もともと影からこっそり見ていたが
->ギャリーのライターにビビって
->過剰反応、足跡も残して逃げる
->ヤバイヤバイと戻ってきたところでふたりと遭遇
そのときのギャリーの質疑に対する応答が
よく見るとしどろもどろすぎる。
->最初のステージの足音
最初のステージ(裏美術館)は、異世界入り口の、
鏡を挟んだすぐ裏みたいな世界なんで
絵の外を歩くヒトの足音だと思う。
->途中の青い足跡
多分メアリーの「こっちだよん」。
->途中で横切る人影
メアリーがばたばたしてる。
ちゃんと隠れてろや。
ギャリーだとしたらすぐ会うはずだから違う。
->途中のイブの両親の絵
多分、メアリーのトモダチの有志による作品だろ・・・
(最後のステージ的に、メアリーは絵がヘタっぽいし)
->うさぎ? グロ人形?
心が壊れてるとうさぎに見える、みたいな感じだけれど
イブは別に壊れてるところまで行ってないだろ。
壊れてるってのはトラウマイベント後のギャリーみたいな状態だ。
俺が思うに、
ちょっと疲れてる+メアリーがそこにつけこんで幻覚見せてる
みたいな感じじゃねえ?
->途中の窓の外の、ドンドン叩いてくる人影
誰だこいつ。
結局これは分からなかった。
メアリー+有志による驚かしだと考えちゃえば
何でも理屈は合うのだけどな。
こんなところ。
面白かった。
あとはまあ、その、なんつーか
ウエスタンショーは反則だ。
クソックソッ。