概要

悪魔はお前たちを狙っている。そのことを忘れるな

真・女神転生では、 “悪魔はお前たちを狙っている (気をつけろ)” と毎度言われてきたものだ。今回はそれにたいする “なぜ?” が明確に語られたな。

というわけで、待ちに待った “真・女神転生5” をじっくりクリアした。もちろん難易度は Hard! ここまでの所感を書く。

Hard モードでクリア

 

1周目の覚書

  • この世には ”王座” という、世界の秩序を決めることができる役職が存在する。これに就ける者は “ナホビノ” に限られている。ナホビノとは、 “知恵” を持つ悪魔のことだ。
  • 2代前には太陽神ラーがそこに就いていた。こいつはもちろんナホビノだった。 (こいつとはゲーム中に会える。)
  • 1代前には豊穣神バアルが就いていた。もちろんこいつもだ。 (こいつともゲーム中に会える。ヤな奴。)
  • そして現在は “創造主” という奴が就いていた。こいつもナホビノだった。
  • “創造主” はどぎつい野郎で、他の連中が王座に近づけないよう、他の神々から “知恵” を奪い取った。それによりナホビノたちはただの悪魔になってしまった。 “知恵” のほうは “楽園” で管理されていたのだが、 “ヒト” がそれをパクって “ヒト” は “人間” となった。

 

ここまでのまとめ。

  1. ナホビノ = 悪魔 + 自分の知恵 (たまに “魂” と呼ばれることもある)
  2. 人間 = ヒト + 知恵
  3. 悪魔と知恵は 1:1 で組み合わせが決まっている。どれでも良いわけではない。悪魔にとって自分の知恵をもつ人間のことを “バー” と呼ぶ。
  4. 悪魔がバーを捕まえたからといって、ナホビノに戻れるわけではない。神の力により、ナホビノにならずミマン (ギュスターヴのパシリ) になってしまう。

うん。

 

  • あるとき悪魔が反乱を起こして、 “創造主” を殺したらしい。 (これより前に、 “創造主” が東京を救う話があったのだがちと忘れちゃったのでまたあとで追記しよう。)
  • そのことを信じる奴もいれば、信じない奴もいる。 “創造主” に仕える天使たち等は、神の死を信じない連中の筆頭だ。
  • 悪魔と天使の戦いが続く。天使としては「神に仇をなす者は許さん」、悪魔としては「神は死んだんだから諦めろよ」、天使「神は死なん」、というような言い分である。
  • だけどおそらく、本当に殺されたようだ。なぜなら主人公がナホビノになれたからだ。 “創造主” のやつが存命であれば、ナホビノにはなれないハズなのだ。天使はその点には触れない。思考停止状態である。
  • 主人公は暮らしていた街がたまたま天使側の組織だったので、天使側に協力してやる。その働きで戦いは天使の勝ちで終わる。
  • そこで、天使側の組織で内乱が発生する。この組織には、神に仕える天使だけでなく、他の神話の名のある神々が属している。彼らは、 “創造主” が死んだのであれば、さっさとナホビノに戻って自身が王座に就きたいのだ。三つ巴、四つ巴の戦いの始まりだ。
  • ここで主人公は選択肢を持つ。主人公は、この時代で初めてのナホビノであり、もっとも強いナホビノだ。自らが王座に就くこともできるし、他の者が王座に就くことに協力することもできる。周囲の連中もそれが分かっているので、 “あなたが王座に就いてくれ” “王座を破壊し人間のための世界を作ってくれ” “一柱の神が築く秩序ある世界こそが理想” “多神教の世界こそが理想” と彼らの理想をぐいぐいと押し付けてくる。

 

1周目の所感

 

Hard の難易度について

はじめの頃は、 “ゲームオーバーになったら最後のセーブまでリセット” の仕様に刺激を受けたね。いや今更何言ってんだ……? って感じだよな。テレビゲームってもともとそういうものだった……。しかし時代は進み、いまや緑さんはオートセーブの世界に慣れきってしまったのだ。後半は慣れた。何かあったらすぐセーブだ。

結局、レベル制のゲームは、レベルを上げてしまえばイージーだ。今回は、 “現在のレベルで作れる悪魔は全部作る” “サブクエストは全部クリアしていく” のルールを徹底していた。そのため、クリアするころには、冒頭に示したとおり、レベルは90後半になった。だから物語が進むたびに戦闘はラクになったね。

 

ルート選びについて

苦労したぜ。今回のルートはどれも “誰かに協力する” ものばかりで、 “自分が何かをする” というものがなかった。自分の意志が薄い主人公だった。敦田くんも太宰くんも気に入らない、という消去法で、八雲さんに協力するルートにしてしまった。

 

ミマンについて

まさかマップの終わりに全ミマンの居場所が開放されるとは……。今回のやりこみ要素だと思って、1体見つけるたびに、メモをしてしまっていた。マップの終盤でチロンヌプが全部教えてくれたところで、メモは廃棄した。

チロンヌプはミマンの居場所を教えてくれる

ミマンの正体がだんだんと明かされていくのは面白かったね。最初のころは、 “もしかしてミマンってもともと人間?” って思わせておいて、最後には “ナホビノになれなかったのだ” “ナホビノになれなかった者がミマンになっている” と明かされる。

ミマンが語る、オレタチハ早過ギタンダ

 

スタメンについて

真・女神転生にはもともとスタメンなど居ない。が今回は、お香や写せ身で仲魔を強化できる。悪魔合体によって強い仲魔をどんどん作っていくのも良し、低いレベル帯の仲魔をガンバって強化していくのも良しだ。

というわけで今回はアリスをスタメンとして超強化していったぜ。

今回のスタメン

お香や写せ身はアリスにつぎ込み、他の2体は高いレベル帯の悪魔に逐次交代していった。

 

フィールドについて

台東区が特に良かったな……音楽もステキだった……。ヘッドホン装備で台東区を歩んでいるときは気持ちよかった。台東区の色合いはナホビノによく似合う。

台東区の風景はナホビノによく似合う

 

その他

  • 真・女神転生の最高傑作である、 “4 FINAL” にはやはり、勝らないな……。あれはマジで傑作だったからな……。主人公が悪魔と合体する、という相似点があることで余計に比較してしまう。
  • ただ、今回の主人公のカッコよさは抜けている。超無表情。ムービー中は大はしゃぎしちゃったぜ。
  • 旅をしている感があまりなかった。ストーリーの途中で世界が崩壊したりもしないし、スタート地点から遠くへ遠くへ向かうわけでもない。そういう点では、真・女神転生2に近いかもしれない。
  • アマノザコっちがカワイイ。嫁です。

ちょちょちょちょ、ちょっとぉ!