概要
ルーマニアってどうやって行くのか。空港に着いたはいいものの、どうやってブカレストのホテルまで行けばいいのか。そのへんを書く。 そんなもん旅行好きな皆さんにとってはイージーすぎるタスクなのかもしれないが、旅行に興味のないぼくにとっては慣れなくてハードなのだ。ぼくだったらこういう情報がネットにあると助かる。
ルーマニア猫。
ルーマニア旅行の要点
- パスポートの有効期間が半年ありかつ滞在が90日未満なら、ビザは要らない。
- 直行便がないため、かならずどこかを経由することになる。そのためフライト間の待ち時間は結構発生する。
- 現地の人々は、若い人は英語を喋れるけれど、年配の人はルーマニア語しか喋れないことが多い。日本語は100%通じない。
- 街中の移動についてはバス、路面電車、地下鉄、タクシーがあって、日本と比べると全部かなり安い。
- 現地のネット環境は、「ドコモ海外利用」が気楽だった。(ぼくはドコモなのでこれを利用した。)
航空券とホテルのセットを代理店で買う
Expedia みたいなウェブサイトで、日程と行き先、ホテルを選ぶ。ぼくが重視したのは以下3点。
- 合計金額がなるべく安いプラン。(早期であれば早期であるほど安い。たぶん。ぼくはまごまごしているうちに2万くらい上がってしまって反省した。)
- 空港での待ち時間がなるべく短いプラン。
- 選ぶホテルは、公式ウェブサイトがあり、更新されていること。
- 空港、ホテル間の送迎があること。(ただしこれは不要かも、と今回の旅行で思った。)
今回ぼくらは他のことに気を取られてしまったのだけれど、フライトはできれば身内同士で固まれるようにしたいところだ。「飛行機 隣 肥満」で調べると、人々のえげつないフライト経験がわんさと出てくる。航空会社は早く体重に応じた料金制度を導入しろ。
一応、今回ぼくらが利用したホテルを紹介しておく。 BOOK-A-REST Hostel だ。ここ、良かったよ。ぼくらは飛行機が遅れて到着が夜中になってしまった。あらかじめメールでそのことを伝えておいたのだけれど、丁寧なメールが返ってきた。敷地内にあるレストランもおいしかった。管理の人たちがめっちゃ親切。親愛なるルームメイトたちからの評判もとても良かった。
安くなくてもよいなら、ゼッタイ安心のインターコンチネンタルを選べばいいと思うよ。無料の送迎バスもあったはず。それでも日本と比べるととても安い。てかウェブサイトに日本語あるし!
空港
空港はサービスがとても良いから、そう気をつけることはないだろう。強いて言うなら次の点?
- 飛行機内に忘れ物しないように。(親愛なるルームメイトはやらかした。ぼくが問い合わせることになった……。)
- 飛行機が遅れて次の便に遅れそうなときは、空港の人が行き先のプラカードを持って立ってるコトがあるから、声をかけること。(我々はそんな可能性に思い至らず、問い合わせることになった……。)
空港からホテルまで
ほぼ24時間、バスが出ている。予約は要らなくて、バス乗り場のチケット売り場でチケット・カードを購入できる。
ルーマニアの公共交通機関はすべて、「n 回使えるプリペイドカード」を購入することで利用できる。このカードは3人居たら3枚必要なモノではなく、1枚のカードに3人ぶんの金額がチャージされていれば、連続でタッチすることで3人が利用できる。
こういったカードは、バス、路面電車、地下鉄すべてで使えるわけではなく、バス・路面電車用、地下鉄用、みたいに分かれている。それぞれ把握しきれていないけれど、まあ、以下のような感じで入手、使用できる。
- バス・路面電車用: バス乗り場の販売窓口で購入、およびチャージができる。英語が通じづらいから注意。バスに乗り込むときに、バス内にある機器にタッチする。複数人で使うときは、複数タッチボタンを使う。「タッチ → ボタン押す → タッチ」。
- 地下鉄用: 地下鉄駅の自動販売機で購入。改札に挿入して使う。
実は今回、いちばん気を揉んでいたのはここだった。空港バスがあるのは知っていたけれど、そこはルーマニア、本当にバスがあるのか、いまも動いているのかはわからない。動いていなければ連れと一緒にタクシーを使わないといけない。ぼくはルーマニアをひどく治安の悪い国だと思っており、タクシーに邦人だけで乗ったなら、殺されるか、ぼったくられるかの二択だと思っていた。だからタクシーを使わず、送迎バスを探していたのだ。だけれどときは流れ、いまのルーマニアのタクシー業界では Uber がだいぶ幅を利かせている。 Uber を使えばぼったくりはないだろう。
まあその心配も杞憂で、バスも電車もきちんと動いており、ブカレスト中央へアクセスできたよ。ホテルへ着いてしまえば、もう大丈夫だろう。
ネット
ドコモなら、「ドコモ海外利用」というアプリを使って日本のパケット通信を海外でもそのまま利用することができる。
- 料金は 200円/時 980円/1日 2,480円/3日 3,980円/5日 5,280円/7日 と、モバイル Wi-fi を用意する手間を考えると安い。
- ただし1日コースしか使えない国もあるので注意。
- この機能を使えるプランへ、あらかじめ契約の変更が必要。出発前に問い合わせればいいと思う。変更は無料だし、新しいプランにすることで国内での使用感が変わることはない。
- 現地でアプリを開き、利用の開始ボタンを押せばそこから上述の期間がスタートする。これはかなり手軽でわかりやすかった。
最近、ドコモをヤメて格安 SIM に替えることを考えていたのだが、こういうサービスを知ってしまうと……やっぱ大手は安心感があるな……と思ってしまう。