ずっとイヤホンばかりで、ヘッドホンは初めてだ。今回はウェルの奴とおそろいで揃えることにした。



AKGってメーカーのK550復刻版って子。ちと無骨なので、わんこのシールを貼ってかわいくしてみたぜ。反対側にもついてるよ。仲間とおそろいで買ったんだぜーって知り合いに話したら、こんなことを言われた。「いいねそういうの。限りなく同じ音を聴いてることになるんだものね。」何その考え方。とてもいい……。

使い心地、聴き心地についても書く。知り合いから聞いたことによると、安物は側頭部を強くしめつけてくるから耳が痛くなっちゃうらしいが、このホンは価格に違わずつけ心地はグッドだと思う。耳のふかふかもやわらこくて気持ち良いぜ。それと、耳パッドの部分がくるくる動いて、ぺたりと広がる作りになってんだけど、これも気に入ってる。なんかフレキシブルだし、仰向けになって使うときなどはパッドの固定に役立っているぜ。
音については、イヤホンよりも音が平坦だと感じる。俺がこれまで使ってきたイヤホンは、重低音がとくにズンズンと響き、頭の中でバンドが演奏しているような感じだった。一方今度のホンではどの音も均しく、耳よりも外から聞こえているように感じる。実は最初ちょっと物足りなく感じちゃったんだけど、ヘッドホンというのはそういう上品さと広がりのある音を楽しむものらしいな。そういうことであればそういう風に楽しんでみようじゃないか。
コードの長さが3Mあるので少々持て余すところはあるけれど、これは室内用と割り切っているので問題ない。むしろ、どうもこれはエレキとか楽器に使う為のホンでもあるようなので、そういう機会でもあれば、この長さは助かるだろう。エレアコもいつかはいじってみたいと思っていることだし。



せっかくなので寝る前に落ち着いて音楽をきく時間をつくってみてる。

昨晩はむかーしに出会った曲を聴き直して過去に思いを馳せてみた。『Starlight Vision』は俺が東方っていう名前を知るよりも前に知った曲だ。高度のある山の中に住んでいて、ちょっと乱暴だったし、英語もしゃべれないし、ウェルにも会ってない頃で、500円くらいのイヤホンでこれを聞いていた。周囲に嫌いな人がいるくらいで苛つくような、今からするとまるきり別人だ。絶対あの頃に戻りたくはない。でも徹夜明けに山の稜線から登る朝日を眺めながらこの曲を聞いて、そのまま眠り込むのはすごく気持ちよかった。そんなノスタルジーが快い。


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