サマリと感想を書く。



就職難民の証子ちゃんはいっときの寝床とアルバイトのため叔父の京樹さんのとこへ転がり込む。小説家である叔父のゆるい雑用に精を出しつつ本筋の就職活動を続ける証子ちゃんだったけど、ひょんなことから京樹さんの知人根深さんの殺人事件捜査に同行することとなる。根深さんはもともとキれる刑事だけあって、ちょっとむつかしい事件だったけれど無事解決、証子ちゃんもちょっとだけ解決に寄与できて、なんとなーく達成感を得られたのだった。とはいえそれがどうということにもならず、相変わらず証子ちゃんは面接に落ち続け、履歴書を書く日々を続けるのだった。



本の厚さのわりには内容は軽く薄かった。けど先が気になるお話展開だったし、数日で読めちゃったぜ。ちょっと文章が俺にはくどかった。西尾維新さんの小説では『悲鳴伝』がめちゃお気に入りなのだけど、あれの続編は語りがくどくて話が長くてちょっとな、って感じだったが、それと同じくどさを感じた。なんか客観的描写が多いんだよな。
謎解きの部分は楽しめた。やっぱりサスペンスとかミステリーが好きみたい。