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俺の行動指針はひとつだ。24時間をなるたけ「自分が楽しんでる時間」で満たすこと。それが妨害されるのは、たいていは、決断を迷っているときだ。行動でストレスはたまらない。ストレスがたまるのはどう行動したらいいか迷ってるときだ。金持ちが長生きなのは、お金の関わる選択での迷いをスキップできるからだ。生活していると、似たような種類の選択だとか問題になんどもぶち当たる。そのたびに似たような悩みに時間をとらないため、特定の選択や問題に見舞われたときの行動ルールをあらかじめ決めておく。そうすりゃ選択にかかずらっている時間は最小限になり、24時間のなかの「楽しんでる」割合は最大限になるという寸法だ。
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やるかやらないかの選択
- やらない理由を探しているなら、やっとく。
- 面倒くさいときは、やっとく。やってるとき面倒くさいと感じる事は、大抵やり終わるとスゴイ満足感。
- やりたくないときは、やらない。
- 買うか買わないか迷ってるときは、買う理由が値段なら買わない。買わない理由が値段なら買っとく。
- シンドいときは、やっとく。俺がシンドいと感じるということは、他の連中もそこでそう感じてやめていくポイントだ。つまりそこがレベルアップの境目である。
なんかかったるいとき(即時的)
- 以下のリストにチェックを入れていく。
- メシ食いすぎてないか
- 野菜食ってるか
- 運動してるか
- タスク積んでないか
- 部屋片付いてるか
なんかかったるいとき(長期的)
- 予定をたてる。俺らの気分がもっとも高揚するのは、何かをやっているときじゃなく、何かを待っているときだ。
嫌なことに見舞われたとき
- なんか形に残るものを作り始める。創造行為は楽しいので、脳が「あんなことにかかずらってるよりこっちに集中しよう」って言い出してヤなことは忘れる。
- 悪口の場合は、「悪口は言われてる側はつねに主役であり、言ってる側はつねに脇役である」という常識を思い出す。
眠気を覚ましたいとき
- 腕立て伏せ20回する。
- ゆっくり動く。
だらけてきたとき
- 素早く動く。
選択や問題にぶち当たったとき
- いったん人間であることを止め、上記の方針を機械的に実行する。
つねに
- いまやっていることは、自分がやりたくてやっていることなのだと考える。たとえやっていることがクソみたいなことでも、それは「他の選択肢がもっとクソだから自分が頑張って選び出したもっともマシな」クソみたいなことだ。ゆえに全ての行動は自分が選び出しやりたくてやっていることだ。自分がやりたくてやっているのだから楽しめる。すべてにそれを適用すれば、24時間は楽しみで満ちる。