暖かくなってきたのでしばしばツーリングに出かけている。主に山のほうに行くのだけど、そうすると素敵な景色に出くわしたりして創作意欲が湧くやら心が締め付けられる快い感覚を覚える。それが好きで、暖かい時期には俺はよくツーリングに出かける。ガキのころはインドア気味のくせに休みのたび自転車で飛び回ったりしたものである。




おおよそいつもは目的地を定めて出掛けるんだけれど、今回はとくに目的地もなく田舎道をうろついてた話。







青森中央地域をうろつく場合、たいてい岩木山を眺めながらのツーリングになる。ふもとには俺の好きな岩木山神社があり、頂上には奥宮がある。らしいけど登ったことはないのでよく知らん。




神社を見かけると原付を停めて参詣するのが緑さんのジャスティス。ちなみに寺には別に寄らない。寺は修行の場なので神聖な雰囲気は少なめであるが、神社は神を祀る場なのでカタルシスを感じる。




今回発見した神社にはいかした歩道があった。うひい洗われちゃう。心がキレイキレイされちゃう。




県道を離れ、山道に入ってゆく。こういう道は農場がたくさんある。アルプスの少女だとか、獣の奏者の序盤みたいな風情を感じる。




農場から首輪つけたわんこが飛び出してきた。あぶねーぞコラ! ワンワン吠えまくるがしかし優しい目をしていたので仲良くなれると思い停車してちょっと遊ぶ。説明しよう! 緑さんは生まれたときから犬と暮らしているので目をみるとそういうのがなんか分かるのである!




そのまま山道を走っていたら、崖崩れで道が潰れていやがった。だが俺もまた雪国の男、冬の雪道もバイクでぶっ飛ばす系男子であるのでこの程度は適当に越えて進む。(でも脚すりむいた。いたい)




白神山地の渓谷。うおおボートで川下りしたい! 勝手にボート浮かべたら怒られるのかな? わからん。




山を下り、山間部の田舎道を通って帰り道に。ここには森を背に墓地があった。この風景は何だかとっても切なくなった。理由はわからん。でも嫌いな感覚じゃない。こういう感覚を味わうためにツーリングしている。上の渓谷は美しい景色なんだけど、この感覚は湧かないのよな。どういう法則で湧いてくるんだろうか。他には上のハイジの風景で湧く。アルゴリズムを思いついた方がいたら教えて頂きたい。