こんなアプリだ。

もともとTODO管理をプレーンテキストでしている。
プレーンテキストを一番信用しているし、常に開いているSublimeTextエディタからサクサク編集できるから。けれどスマホからいじれないのが問題でな。外出時にタスクを思いついたときはデフォルトアプリのreminderとかを使うわけだけれど、それを帰宅後にいちいちテキストに写すのはあまりにもかったるい。
そういうわけでDropbox上のプレーンテキストをPC、スマホ両方から参照し編集できるアプリを作ったってわけ。完全に自分用でapp storeでの配布もしてない。appleの登録料高いからな。



配布できないため書くこともべつにないのだけれど、まあiOSアプリの開発感想を書く。

  • 「アプリを作る」という点においてはやはり楽しめた。実用品だとなおさらだね。
  • 完成後の使用感も良い。いくつか改善点は見つかったけれど。「ぐいっと」やらないと更新されない仕様だと、間違ってスマホ側から上書きしちゃう可能性あるとか。
  • 継続タスクというくくりを作ったのは正解だ。毎日やりたいタスクは完了してログに残しはしてもタスク表からは消えない仕様。これは使いやすい。
  • あとは日時の決まっているタスクにもくくりを作ったほうが使いやすいかと思った。タスク表での背景色が違うだけでもだいぶよくなりそう。
  • けれどそういうのを詰め込みすぎて機能豊富なアプリにしてしまうのは下策だ。あくまでプレーンテキストが主体なのだ。プレーンテキスト操作の補助のみが、これに求められている。
  • タスクログの緑四角をタップしたときその日の完了タスクを閲覧する機能は未実装。

xcodeについて
  • くそ。
  • メモリ食い過ぎ。
  • 公式にプラグインを入れられない。プラグインを入れるにはアンサインをしてセキュリティを下げないといけない。
  • そんな仕様で誰がこんなん使うの? と言いたいがアプリ作るにはxcode使うしかないんだよ。
  • エラー文がわけわかんない。大雑把で、ひとつのエラー文に対してありうる問題のバリエーションが多すぎ。
  • Playgroundは便利だと思ったけれど原因不明のフリーズが多すぎ。そしてメモリ食い過ぎ。
  • こういうのって、なんだ、IDEっていうの? 自分が担当していると自覚している部分(つまりプログラム部分)以外のところで理解不能なエラーが出まくるのがストレスフル。

swiftについて
  • とてもくそ。
  • 公式ドキュメントが読みづらい。PHPは高望みとしてもPythonくらいにはして。
  • バージョンごとに仕様が変わりすぎ。おかげでネットのサンプルが役に立たない。
  • 4.* ごとにエラーが出るってどういうことだよ。
  • Pythonみたいなシーケンスのスライスがないのはクソ。
  • Optional型は面白いと思った。いやぼくは型の自由なPython出なので今のとこただ面倒なだけだが。
  • 行末にセミコロンが要らないのは評価する。
  • ようはPythonよりいいとこが何も見つからない。

それを踏まえたxcode,swiftとの付き合い方だが……。まあおそらくxcodeとかswiftってのは滅多にアップデートしちゃいけないものなんじゃないか。それで自分のバージョンに合った情報だけを収集していくものなのだろう。というわけでiOSの話を書くときは冒頭みたいに毎度バージョンを書いておく。



配布不可とは言ったけれどGitLabから落として自分のMacでビルドすれば使用は可能。その際のやりかたはREADMEに書いてある。



デベロッパ未登録で、ストアでの配布をせず、個人用に楽しんでいるわけだ。だが永久に使えるわけではなさそう。



一週間ほど使っていたら No Longer Available と出た。またぱそこからiPhoneへビルドし直せば使えるんだが、うんざりさせられる仕様だ。調べてみたらストアで購入したアプリでさえも、配布元の公開が終わってしまうと勝手に No Longer Available になるとか? たしかにアプリを作るのは楽しめたけれど、スマホという自由度のない世界には窮屈さを感じたよ。