二ヶ月もすっとばしてしまった。忙しさと、それに伴う体力消耗と、曲自体のむずかしさ。そう、今回はマジで随一覚えるのに難儀した。

緑さんのアコギ歴で、文句なしぶっちぎりの難度だった。これまでのアルペジオ曲と、左手の動きが段違いだ。アップしはしたけれど、わりとボロボロで聞き苦しくてすまんと言ったところ。で、でも公開は上達の一部なので……(震え声)。

この曲はざっくりいうと以下のような構成だ。
イントロ | 助走 | 盛り上がり1 | 助走 | 盛り上がり2 | 助走 | アウトロ

まず助走の時点で習得が重い。とくに最後のところ。セーハでアルペジオをするなんてクラクラしてくる。最初はさっぱり音がでなくてまいった。ご覧のとおり今ではOKだ。セーハは指の先の方で押さえるんじゃなく、付け根から押さえるのがコツっぽい。そして指をまっすぐ寝かせるんじゃなく、指の側面から寝かせるように押さえるとしっかり全弦をカバーできるぜ。

そして盛り上がり1な。複雑。指が迷子になる。ご覧いただけるとおりまだまだ慣れなくてスベってしまう。

ラスボスね。盛り上がり2。いやいやいや、ってカンジだ。いやいやいや。アルペジオ初級者仲間のみなさんにはご同意いただけると思うんだけど、アルペジオは演奏中に余計なことを考えたらオワリだ。つねに次のフレーズのことだけを考えていなければならない。「おっ、今回はいい感じに弾けてるぞ!」とか思ったら終了。それを俺は事故と呼ぶが、この盛り上がり2はちょっと思考が余所見しただけで事故る。とんでもない事故多発地帯だ。それを乗り越えると、ようやくイージーなアウトロへ入っていく。



お気づきの方はおられるだろうか。今回弦を張り替えるときにこんな感じにしてみた。



これカワイクね? お気に入り。