メガテン4Fに同名のフィールドがあったなーって思って選んで読んだ。短編集だったので全体的なサマリと感想を書く。



基本的に、異常者と、自体を正確に把握できず勘違いする人が織りなすサスペンス、ホラーの短編集だった。
超ラジカルな二重人格をもつ人の話、魔法の鏡を使ってるうちにいかれちゃった人の話、同名の妻子から起きた悲劇、時空を超えてデートする男女、人を真っ二つに叩き切る人の話、天井のアヤシイ染みの話、お喋りな犯人が勝手に自白して聞いた奴を殺す話、夢の中へいくためプールの底に頭を叩きつける話、クズな夫がいたいけな奥さんを叩き殺すクズな話、親子のすれ違いから殺人に発展する話、殺人ストーカーの純愛らぶらぶストーリー、そして現代のよもつひらさか。



読んでいる最中は、なんだかどれも同じような話だなあ? と思っていた。どれも、異常な事態を正確に把握できないことで展開するサスペンスだと思ってた。けれど、こうして振り返ってみると多彩なサスペンス、ホラーで先回の読書に引き続きあっという間に読了しちまった。どれも救われない話や不穏な先行きを暗示する話なんで、読後感がすっきりじゃなかったなあ。つーかこのサスペンス世界に巻き込まれる夢をみちゃったぜ。まじまじ。子供かよ。やっぱり緑さんはハッピーエンドの話が好きだね。