新世界樹の迷宮 ミレニアムの少女。6。

あらすじ。
謎の樹海を有する辺境の街エトリア。そこへやってきた遥香・光・典子の三人組。樹海の探索を進める一行は苛烈な戦闘にめげそうになるが、レベル上げという乾坤一擲の切り札をもってピンチを乗り越えた。そしていま、歩みを進める一行の前に謎の生物が姿を現す。




「何よ今回のあらすじは。謎の生物だったらこれまでもさんざん
 いたでしょうが。体長3メートルの蟻とか。」
(はるちゃんがもろメタ発言をしてるんだけどツッコミ待ちなのかな?)
(いやアレは素じゃな。)




「ぎょわー! 魔物がしゃ、シャベッタアアア!」
「落ち着くんじゃ遥、魔物ではない…。
 しかしこ、こやつは人間…ではなさそうじゃな…?」
「び、びっくりしたわよ…。樹海内の知的生命体…かしら?」
「『こっから先に来たらタダじゃおかないぞばかやろー』って言ってるよ?
 …言うだけ言って、どっかに行っちゃったけど。」
「あらそう。さ、進みましょう。」
「え、ノーシンクで?」
「あのねえ、上の階層にいた魔物だって、もし言葉が喋れたら
 『縄張りに入って来るな』って言ってきた筈よ。樹海に足を踏み入れた
 時点でアタシ達は樹海の生物にとって侵略者なのよ。」
「ふむ。確かに今更かも知れんのう。
 じゃが、どうも他の魔物達とは一線を画する存在にも見えたぞい?」
「まあ、そうね。
 とはいえ相手に話し合いの気がなけりゃしょうがないわよ。」
「じゃあとりあえず探索続行だね。
 またあれが出てきたら、話し合ってみよ~。」




「む、おったぞい。」
「『互いの縄張りに入らないって昔約束しただろーが人間ども、
 すっとこどっこい!』って言ってるよ? え、そうなの?」
「何なのよそのエクストリーム要約は。」
「しかしそう言われてものう、ワシらエトリアの地元民じゃないしのう。」
「エトリアの執政院からもそんな話は聞いてないわよ?
 そもそもこの樹海の迷宮が見つかったのって精々数年前って話よね?」
「すると…、この子ウソつきだよ!」
「エトリア側がウソつきって可能性もあるのよ、典子ちゃん。」
「あ、そっか…。」
「ともあれ一度エトリアに戻って相談してみるかの?
 さっき『問答無用じゃい!』という姿勢だった遥はどうじゃ?」
「典子ちゃん節が伝染ってるんだけど…。
 うん、そうね、一度執政院に訊いてみてもいいわね。」




「あ、ダメみたい。
 『問答無用じゃい!』って言って襲ってくるよ。」

「遥と気が合うんじゃないかの?」
「い、言ってないで、来るわよ!」

VSコロトラングル戦術
ダークハンター10アナコンダ
パラディン10挑発
バード10癒しの子守唄、10安らぎの子守唄、1沈静なる奇想曲
/10禁忌の輪舞曲、10防御隊列、10アナコンダ
備考: 全員ブルーリング装備、ダクハンとバードは10ブーストアップ

「うちの仕事がどんどん嵩んできてるよ!?」
「反比例してワシらは楽になっていくのう。」
「見ての通り、<癒しの><安らぎの><防御隊列>を<禁忌の>で保ちつつ、
 ブーストが溜まったらアナコンダを撃つよ…、っておかしいよ!
 うち、攻・守・補ぜんぶやってるよ!」
「アタシ達の仕事、すっかり取られ気味ね…恐ろしい子っ!」
「典子くん、いま、最高に輝いとるぞい!」
「あっ。さらに相手が<フリーズオーラ>を浸かったら
 <沈静なる>でかき消すよ…。」
「アタシなんて1ターン目で挑発使ったあとはすることがまったくないわ。」




「探索準備(リジェネトル)とブースト<癒しの>で
 毎ターン150回復するよ。」
「加えて毒ダメージが900…ポテンシャルがパないの、典子くん。」
「さすがよ典子ちゃん。
 いまのアンタは、アタシには、アタシには眩しすぎる!」
「う~。」
「まあまあ、今後はもうちょっと仕事を分散できるよう考えてみようぞ。」
「とにかく1ターンに150回復するってことは、それ以上のダメージを
 食わなければ勝ち確定ってことよ。」




「レアドロップ条件は毒ダメージで撃破、だったわね。」
「でも通常ドロップの方を落とさなかったね。」
「次回、解剖用水溶液を持ってくるとしようかの。」

シリカ商店にて。
(゚▽゚*)<新しいのがあるから見てってね!

・アーチドロワー 163,000エン(レンジャー・バード専用)

「むう…ようやくバード用が出たけど…。」
「アナコンダ使うために鞭を手放せないもんね…。
 あはは、どんまいよどんまい。」
「さて、執政院へあの生物について尋ねにいくかのう。」


1ターン150回復が判明してからは被ダメージを減らすだけ。<体当たり>を<防御隊列>で、<大海原の侵食>と<アイスブレス>は<ブルーリング>で。<大海原の>は睡眠もついてくるが、まあ、150も回復すれば安泰ですよ。今回はレベルやHPブーストもあって充分な耐久力を確保できたが、もしHPが足りなくても<安らぎの>の代わりに<蛮族の行進曲>をグリモア化して導入しちゃえばいいと思う。第三階層ではアムリタが解放されているので、TPはどうとでもなるからなー。
ちなみに<ブルーリング>は第三階層の後編では、雑魚戦にもほぼ必須である。


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