自炊(自前の本の電子化)に手を出したんでそれについてちょいと書く。
使ったスキャナはCanonのDR-C125。とにかくスペースをとらないのが素晴らしい。ほとんどそれだけのためにコレを選んだ。買ったのは中古だったんでセットアップディスクとマニュアルが付いてなかったが、全部公式サイトから取得できたんで良かった。
スキャニングしたPDFをそのままKindleにぶち込んだところ動作に不都合があったんで(ページを一気に送るのが出来ないなど)、MOBIに変換することに。変換ソフトはChainLPに落ち着いた。Calibreなども試してみたが、漫画一冊のMOBIファイルをCalibreが240MBくらいで出力したのに対しChainLPは50MBで出力。こちらに決めた。さらに決定的なのが、ChainLPで変換したMOBIがどうしてか右開きのファイルを出力してくれる点。非常に助かる。なおChainLPのフォルダにkindlegen.exeを入れとかないとMOBIファイルが出力できない点には留意。あとChainLPはテキストPDFファイルは読み込めないくさい。その点には注意。

本の裁断は金尺とカッターナイフでやってる。ちと面倒だけど、まあ、ともあれこれで蔵書が減らせるな。


今回は漫画数冊と文庫本一冊を取り込んでみたが、漫画本の取り込みは白黒よりもカラーが良い。白黒に比べると取り込み時間がすげえかかってしまうとはいえ、Kindle上で見たときの鮮やかさがダンチ。むしろ白黒で取り込んだファイルだと到底読んでられんレベル。
ちなみに漫画ってのは『蟲師』。ながらくシェルフのスペースを占領しながらも、断捨離魔人の緑さんが処分できなかった傑作。初めてこの作品を読んだときついつい水彩画に挑戦してしまったほどだ。漆原さんの水彩はマジでグレート。


上でファイルサイズの話に触れたが、まあさすがにKindleストアで販売されてるAZWファイルのスリムさには勝てんようだ。『ブラックジャックによろしく』のサイズを見てみたら200KBとかだった。だが何故か3巻だけ100MBとか表示されてるんだがこれは一体全体何事だ。