簡単にいうとこの記事には、こういうことがかいてある。

・日本の温泉地でボジョレー風呂が開催された
・フランス人がその写真をみた
・「へー、こりゃいいや」という肯定的な意見のほか、「フランス人が日本酒で風呂なんかやったら、日本人はどう思うだろうね」と批判的な意見もみられた

これは言うまでもなく賛否両論という何の変哲もない状況である。とうぜん賛否両論とは普通の同異義語。ほんとうに異常なのは「賛成しかない」あるいは「反対しかない」ことで、そういった状況下ではそれぞれ反対意見と賛成意見が浮上しづらいことが問題だ。マイノリティがマジョリティに押し潰されることがその理由。大多数が同時に「アレ? これおかしくね」と思わないと全体の傾向が変化しないということだ。ちとハナシはそれるが、天才が評価されるのはそいつが死んだずっとあとってのは、そういうことなんじゃねえの。

ちなみに冒頭の記事における本文の締めは「ボジョレーをいちばん輸入してる日本に、やっぱりフランスは注目してるっぽい!」だからまあタイトルがちょっと微妙ではあるにしても記事自体への文句はとくにない。