概要

評価の高い『Ghost of Tsushima』、知人が貸してくれたので、クリアしたぜ!

ストーリークリアをして、蒙古の拠点を残らず潰して、とりあえず対馬は大丈夫だろうってところまで。サマリと感想を書く(この感じ、久々)。

 

サマリ

對馬(対馬)に蒙古(モンゴル人)が攻めてきた! 史実でもある蒙古襲来だ。對馬の侍である境井仁くんや、その叔父上であり地頭でもある志村さんはガンバってそれを撃退せんとするけれど、あえなく返り討ちに遭ってしまう。仁くんは敵ボスのコトゥン・ハーンにボコボコにされたし、叔父上は囚われてしまう。

仁くんは島にはびこる蒙古の軍勢を破り對馬の民を守るため、侍の道を外れることを決意する。背後から闇討ちし、暗器をバラまき、毒を使って敵を殺す。そんな仁くんは侍たちから軽蔑されるけれど、守った民からは「冥人様」と敬われるようになっていく。

奮闘は実を結び、仲間を集め、叔父上を助け出し、蒙古の軍勢を追い詰める仁くん。しかしそんな仁くんを叔父上は責め立てる。「敵の背中を斬り、毒を盛って得た勝利に誉れはあるのか?」仁くんは答える、「誉れでは民を守れぬのです」。

 

感想

ストーリーについて。

  • いや〜! メインストーリーの仁くんと叔父上のやり取り、アツかったぜ〜!
  • 「誉れでは民を守れない」という意見はもっともだが、叔父上は仁くんに立派な侍となってもらい、地頭の跡を継いでほしかったのだ。その望みは叶わず、仁くんは罪を背負う身となってしまう。叔父上の見せた涙、重すぎるぜ。
  • 蒙古の将軍たち(将軍ではない? 百戸長っていうんだっけ?)と戦うときは、基本一騎討ちだったのに、コトゥン・ハーンと戦うラストバトルでは暗器使い放題なのが展開的にアツかったな。まあそうだよな、正々堂々では勝てないから暗器を使い出したのだ。

仁くんについて。

  • あの醤油顔のガキがどうやってここまで鬼強になったんや……。
  • 身体能力が鬼やぞこの子。冥人様にならなかったとしても鬼と呼ばれていただろう。
  • 脳筋かと思いきや、コミュ力抜群だ。キレ芸の政子様や石川のクソジジーと接するときも、相手の激昂に流されず、たしなめ、自分の意見を言うときは言う。こういうとこが格好いい。
  • 髭面のおっちゃんだから愛着が持ちづらかったけれど、意外と緑さんの好きなタイプの主人公だ。精神的に完成されており、負けることもあるがメゲず、くよくよしない、初志貫徹の男である。好きだったよ仁くん。でも三白眼がコワい。
  • 「誉れでは民を守れぬのです」。ゆなちゃんの教えが、いつしか自分の信念へと変わっていくところ、すごくよかった。精神的に完成されている人格が信条を変える物語、とてもいい。ぼくらの大好きな、「成長済み物語」だ。
  • 次のクエスト「ゆなと話す」。ゆなちゃん大好きやなコイツ。道を示してくれた子だから無理もないのだけどなんかカワイかった。

ゲームについて。

  • ほかの人に紹介するときは、「和風 Skyrim」って言ってる。メインストーリーは結構シンプルで、サブクエストがたくさん。そして Skyrim と同じで、イケメンもカワイイ子も居ない。
  • オープンワールドゲームなのにロード時間が仰天するほど短い。スゴイ。これはスゴイぞ。
  • ちょいちょい死ぬけれど、コンティニューがビックリするほどサクサクで速い。イイ。これはイイぞ、誰もが認める神ゲー SEKIRO に最も足らなかった要素を Tsushima はもっている。
  • 仁くんが鬼強すぎて、最後には蒙古が哀れにさえ思えてくるぜ。蒙古は、剣、盾、槍、剛兵、という選択肢で仁くんを迎えるが、それに大して仁くんの戦法の選択肢が多すぎるのだよな。4つの選択肢に応じた構えが用意されているのはわかる。基本だ。そして闇討ちや暗器があるのもわかる、この話は、「構え」だけじゃ足らないから闇討ちしようって話だから。そこへ毒針が追加されたときはおったまげた……。蒙古も国に帰りますわ。
  • だけれど忘れちゃいけない。蒙古も結構非道なのだ。蒙古が哀れになった次のシーンでは、蒙古が對馬の人々を殺戮し、壁に打ち、梁に吊るしているのが目に入る。
  • 鉢巻、多ッッ! たしかに着せ替え要素はテンション上がるけれど、鉢巻が多すぎるわ!
  • 刀の装具、多ッッ! たしかに着せ替え要素はテンション上がるけどさ!
  • 鎧、良いッッ! 鎧は着せ替えが楽しめてとてもよかった! 見た目もだいぶ変わるし、色も変えられるなんて最高の着せ替えだったな。一部の鎧の効果が優秀すぎて、全部の鎧を楽しめていない感じはしたけれど、鎧ってそういうものだからね。
  • 鎧といえば、冥人の鎧を貰ったときはテンション上がったぜ。た、たか〜〜!!
    • ゆなちゃん「たかがあんたに遺したものがある」
    • 仁くん「いらん」
    • 緑「いらんじゃねーわお前?!」(いらんとは言ってなかった気がするけど)
  • そこからはもうずっと冥人の鎧装備ですよね。
  • Ghost of Tsushima っていう名前だし、もしかして仁くんってもう死んでて、怨霊になってんじゃないか? と最初のころ訝ってたんだけれども、そういう話ではなかったね。
  • これこそオープンワールドって感じがした。不可解な崖によってフィールドが囲まれているのではなく、島がまるごとひとつフィールドになっているんだもん。
  • 風が行く先を教えてくれるシステム、オシャレすぎないか? これは流行る。これがイチバン感心したかも。對馬が仁くんの味方をしてくれている感じがしたよね。土地の人だもんね。

馬。

  • 馬〜〜!! 絶対死んじゃうと思った! ワンダと巨像の昔から、主人公の愛馬は死ぬと決まっているんだよな〜〜!
    • 緑(プレイ中)「馬が死にそうでコワイんだよな……」
    • 親愛なるルームメイト「なんで死ぬんや」
    • ゲーマーの予言はあたる。
  • ひと仕事(サブクエスト)終えたあと、馬と戯れているシーンが好きだった。

 

おしまい

オープンワールドゲームってとっても時間を食うから、これでとりあえずおしまいだ。

サンキュー仁くん、アジトのあばら家でしばらくゆっくりしてくれ。